能登にも源平ロマンがある

2012年06月05日

グルメだけじゃない、観光だけじゃない。
文化を楽しむ旅があってもいいのでは―。

オトナの旅を提案しようと企画したのが、今回の「かるナビ!」。
「奥能登・源平ロマンの旅」、いかがでしたか。

歴史にふれ、伝承をたどりながらのドライブ。
能登はどこも絶景で、想像力がかきたてられますよ。


(窓岩にて)

たとえば、曽々木海岸の夕景。
流刑になった平時忠も、この夕日を見たかも・・・。
なんて妄想し、撮影に2回も通いました。

珠洲市三崎町の須須神社(すずじんじゃ)も、素敵な場所でした。
国の天然記念物に指定されている森の中の参道、いいですよ。
初めて知った場所です。

源義経が奉納したと言われている「蝉折の笛(せみおれのふえ)」。
事前に予約すれば見ることができます。(有料)


(須須神社にて)

そして、私がぐっときたのは珠洲市大谷にある、時忠とされる墓です。
京の暮らしとは似ても似つかぬ、ひっそりとした谷の中。

「平家にあらずんば人にあらず」と豪語したとされる大納言が、
本当にここに眠っているとしたら…。
それはもう、平家物語の冒頭そのものではありませんか。


(珠洲市大谷町にて)

さらには、恐らくテレビ初公開となったのが町野川ほとりのスポット。

上時国家時國家(ともに重要文化財)の存在は有名ですが、
両家がまだ1つだったころの屋敷跡は、ほとんど知られていません。

時忠の息子で能登で生まれたとされる、時国。
山の暮らしから、町野川のほとりに出て、農業や塩田などで大成功したそうです。

今も残る古い墓。(時国家のだれのものか不明)
時間が止まったような場所でした。


(ここの夕景も美しいそうです)

今回の取材。
歴史の勉強はもちろん、片道3時間の道のりなど、なかなか大変でした。

原動力となったのは、もしかしたら私の出身地かもしれません。
源平にゆかりの濃い瀬戸内海で生まれ育ち、
源氏や平家の歴史・秘宝がとても身近にありました。

まさか、北陸に来て源平を追うことになるとは思いもよらず…。
ですが、能登で確かに感じることができました。

能登にも、源平ロマンがある。
「壇ノ浦の戦」のあとの物語が…。

今回は、瀬戸内の人たちにも見てほしいくらいでした。
両親に送ろうかな。