如月の朝

2013年02月26日

「いっぺん飲んでみぃ うまいけん」

久しぶりに会った同級生が、ちょっと日に焼けたいい顔をして私に言いました。
先月のことです。

故郷・大三島(愛媛・今治市)は、品質の高い柑橘の産地として知られます。
同級生は若手農家として、地域を支える一人。
彼のつくった「はれひめ」で絞った100%ストレートジュースは、
深みのあるオレンジ色をしていました。

0225-harehime

2月ももう終わりというのに、まだまだ寒い金沢の朝。
栓を開けて「はれひめ」を初めて飲みました。

瀬戸内の日差しを浴びた自然な甘み。
潮風がもたらすコク。
おだやかな気候を思わせる上品な余韻。
ジュースにすることで、違いがより鮮明になるのでしょうか。

新しくて懐かしい味。
同級生が作り出したことも、感動につながりました。

後味がスッキリなので、ゴクゴク飲むのも良し。
味が濃いので、ヨーグルトにかけても良し。

0225-kanpei

さらに、もうひとつ。
最近、私の舌と心を躍らせたふるさとの味があります。

「甘平」(かんぺい)は、愛媛の新ブランド柑橘。
以前から噂を聞いていた希少品種で、
手に入ったらぜひ送ってほしいと実家に頼んでいたほどです。

このたび、念願かなって手元に…。
1つ1つ包まれていて、それだけで価値がわかります。
薄い皮、大きな房、八朔(ハッサク)のような粒々感。
「紅まどんな」とも「せとか」とも違う、新たなスターの誕生に驚きました。

いやー、頑張っていますね。愛媛の農業。
果物の味は、風土そのものだと、いつも思います。

北陸はまだまだ寒いんじゃけど、私も頑張るけんね。
友に誓う、如月の朝でした。