暴投覚悟で全力投球

2013年05月05日

4日、珠洲市に行ってきました。
絶景においしいコーヒー!
おいしいパンにおしゃれなギャラリー!
大好きなスポットがたくさんあります。

ですが、今回は大仕事をしてきました。
安部龍太郎さん、西のぼるさんの対談に、
お越しくださった皆様、ありがとうございました。

0505-hana

対談のあといただいた花をアレンジして自宅に飾っています。
そのせいか、まだ余韻が続いています。

直木賞作家の安部龍太郎さん、人気挿絵画家の西のぼるさん。
一流の方々とのトークショーは、全身全霊をかけて臨んでも足りません。
演出や構成から全力で取り組み、
終わったときは、魂が燃え尽きたような達成感をおぼえました。

特に作家ご本人の前で、朗読したのも貴重な経験となりました。

花

翌日は七尾で、お2人の取材。
長谷川等伯の生誕の地、七尾市のお祭り「青柏祭(せいはくさい)」を訪れました。

対談会場でご案内したので、ブログでも告知しますね。
西のぼるさんを番組で特集します。
17日(金)のJチャンで放送予定です。

石川県在住で、名だたる小説家の挿絵を手掛ける西さん。
創作風景など鋭意取材中です。

でか山

最後に、対談の中から少々。

「等伯」における安部さんの筆致。
これまでの作品と一線を画していると思ったのは私だけでしょうか。
私が評するのは大変失礼なことですが、
”暴投”覚悟で質問を投げてみました。

「等伯を書きながら、
自分自身の作家としての変化、進化を感じたことはありませんでしたか」

一瞬、安部さんのまばたきが止まり、焦りましたが、
おだやかな表情になって私のボールを受け止めてくださいました。

「”等伯”を書いた心境は、これまでとまったく違っていました」。

いつもは、面白くつくるぞ、書いてやるぞという気持ちで創作するという安部さん。
連載が始まってすぐに東日本大震災が起こり、 意識がガラリと変わり、
東北の人が、日本が、生きる希望を感じてもらえるように、
必死で書いたそうです。

戦乱の世を生き抜き、自分を貫き、家族を信じ、前に進む等伯。
被災地の人はもちろん、多くの人を勇気づけたに違いありません。
そして、安部さん自身が「等伯」という作品と向き合う中で、
自分の中の「等伯性」を見出していったのではないか…。
そんな気がしてなりません。

つたないですが、私の読後感です。
皆さんは、いかがですか。

番組では、安部さんが”友であり、ライバル”と語る、
西さんの中の「等伯性」に迫ってみようと思います。
この続きは、17日のJチャンで…。