鶴来の名物オムライス

2014年07月20日

「土曜はドキドキ」の「おしゃべり探訪」シリーズは、
いたって自由に金子目線でローカルエリアを歩いています。

6月に探訪したのは白山市の鶴来地区。
何度も訪れているし、「DokiDokiてれび」時代にも紹介したことがあります。
でも今回、今までまったく気づかなかった魅力に出会いました。

ご覧になった視聴者の皆さんも、同じような気持ちになったのか、
放送後すぐに鶴来に出かけた人がたくさんいた様子。

本日のブログは、一番の反響だった、あのオムライスについて書きます。

みよしの

うどんの店として約80年の歴史がある【みよしの】。
ここでもっとも愛されているメニューの1つが、オムライスです。
1950年ごろに、初代の友枝さんが、客の要望でつくるようになりました。
以来、嫁いできた女性が、レシピを受け継ぎ守ってきました。
現在は、3代目のお嫁さんがつくっています。

厨房をのぞくと、普通のコンロに普通のフライパン。
家庭の調理器具です。

具は、タマネギと鶏肉だけ。
チキンライスを包む卵は、ごくごく普通に2個をときほぐし焼いていました。

みよしの

今はやりの、フワフワでもないし、トロトロでもありません。
ちょっとドキドキしながら、スプーンをさしこんでみました。
良く見ると、小さく丁寧に刻んだタマネギ。
「家族を思うお母さん」の気持ちを感じました。

口に含むと、実にシンプルで懐かしい味。
ちょっと冷めてくるとタマネギの甘味が引き立ち、締まった鶏肉の食感がたまりません。
お弁当にして持って行っても、これは本当においしいだろう。
食べて喜ぶ、鶴来の子どもたちの顔が浮かぶようでした。

うどんの店だけど、みんなの喜ぶ顔が見たくてオムライスをつくった初代のおばあちゃん。
時代に流されることなく、奇をてらわず、昭和のレシピで作りつづけた2代3代。
じんわりと心にしみる、あたたかいお店です。

味だけに着目しようとするグルメリポートほど、無味なものはないかもしれません。
みよしののオムライスは、歴史・故郷、様々な背景が隠し味になっている気がします。

お店情報は番組HPで。
不定休ですので、お電話してお出かけください。