取材お断りのカフェ「鈴々堂」

2014年10月04日

「土曜はドキドキ」の「おしゃべり探訪in珠洲市」の続き。

珠洲市は今、ロケに行きたい面白い場所がたくさんあります。
どこでおしゃべりしようか、本当に悩みました。
そんな中、本当にラッキーな出来事がありました。

"取材お断り"のこだわりカフェを訪ねることができたのです!
珠洲市役所近くの【鈴々堂】(りんりんどう)。

鈴々堂

こちらのマスターは、とてもユニークです。
自家焙煎したコーヒーには、その人柄が良く出ていました。
こだわりをうたいながら、とがったところはなく、むしろまろやか。
たぶん、とってもピュアな人なんだろうな…。

不良豆をひたすら手で取り除く、
「ハンドピッキング」を無心になってしているとのこと。
小松市の超こだわり店「焙煎室」を思い出さずにはいられませんでした。
そういえば、焙煎室のマスターも、こだわり派でありながら、とっても優しい!

鈴々堂

鈴々堂の外観撮影中に、アイスコーヒーの差し入れが!
ひとくち飲んで、「おお!うまい!」とみんなで声を上げました。
テイクアウトもできるますよ。

もちろん、店内でゆっくり飲むのもよし。
豆も買うことができます。

お店は、祖父の使っていた農機具小屋を自分たちの手で改装したそうです。
Casaとかのカフェ特集に載っていても不思議じゃないほど、素敵。
取材お断り主義を卒業して正解だと思います!
みんなに知ってほしい、行ってほしい店。
金沢あたりにあったら、たちまち人気店になっていることでしょう。

鈴々堂

ちなみに、マスターは鉛筆画が趣味の域を超えていて、
ジャンベにいたってはプロ級(たぶんプロではないかと思います)。

異色の経歴を経て、珠洲に戻ってきて、
現在は古川商店のご主人と大の仲良し。
前回のブログで書いたパン職人、"珠洲のゆるい海老蔵さん"こと、古川一郎さんです。

古川商店のパン持ち込みOKというのも、面白いですね。
一郎さんと一緒に訪問すると、マスターのテンションもアップ。
そのあとのロケは、金子ディレクターには制御できない状態でした…。

鈴々堂

鈴々堂にもおいしいスイーツやご飯がありますよ!

予約制の「ハンバーグごはん」。
ビーフ100%のしっかりしたお肉に、濃厚なソースがかかっています。
ソースがとてもボリューミィ。
奥様に理由を聞いたところ、こだわりのバターをたっぷり使っているそうです。
私が「ソースだけでもご飯が食べられる」と言った意味を、ぜひ感じてほしいです。

さらに驚きなのですが、アイスティーがめちゃウマです。
ご夫婦ともにインドに滞在していた経験があるからでしょうか。
各種のこだわりの味を、ぜひ楽しんでほしいです。

鈴々堂

珠洲市には30代40代の元気な人がたくさんいるなーと実感。
自分の夢や希望に向き合い、能登と向き合い、生きている。
そんな息遣いが、人を引き寄せるのか、
最近はIターンで珠洲に定住する人もじわじわ増えているそうです。

半島は、決して行き止まりじゃない。
むしろ、その逆で、海路に頼ったその昔は、交通の要所。
多くの人、物、文化が出会い、行き交う、半島こそ"始まりの場所"だと思う。

珠洲市を何度も訪ねている作家の安部龍太郎さんから聞いた話です。
今回のロケで、安部さんとの会話が、思い出されました。

半島の先端で、心を解き放ち、人生の再スタートを切る人々が確かにいます。
今でも、始まりの場所なのではないでしょうか。

次回は珠洲のしめくくり、ギャラリー「舟あそび」。