四方健二さん ありがとう

2015年02月12日

本日2月12日午前10時20分、
詩人で友人の四方健二(よも・けんじ)さんが、旅立ちました。

これまで、朗読会交流会などを通じ、多くの方々にご支援をいただきました。
本当にありがとうございました。

心肺機能が低下し何度も意識を失う厳しい状況の中、
去年11月、大きな目標だった47歳の誕生日を迎えることができた四方さん。
7歳から続いた入院生活は40年です。

きょう、故郷の能登町小木に帰りました。
家族とともに大好きな海をながめつつの旅路だったようです。
ご家族から、四方さんと立ち寄った、きょうの小木の海の写真が届きました。

能登町小木
(きょう家族が撮影した小木漁港)

筋ジストロフィー症は進行性で、刻一刻と筋肉が萎縮していきます。
車いすになり、寝たきりになり、呼吸器をつけて声を失い、身動きひとつできなくなる…。
47年という月日は、想像を絶する過酷な日々だったと思います。

しかしながら、お母さんはきょう、
「健二ほど幸せな者はいない」と何度も私に言いました。

額にパソコンのセンサーをのせると、
必死にまぶたを動かし、最期まで文字をつづっていたそうです。

伝えたい思いがある。
伝えたい人がいる。

四方さんは、パソコン操作という手段を手にしたことで、
「詩を書いて表現し、社会とつながる」という生きがいを得ました。
自らの詩を認めてくれる出版社を探したのも、
朗読交流会の場所やボランティアを探したのも、
すべて、おでこに貼り付けたセンサーで、社会とつながり、やってのけました。

もちろん、それがなかったら、
2005年の、私との出会いもありませんでした。

能登町小木
(去年11月に遭遇した小木の夕景)

四方さん、そして、おでこのセンサーさん。
長い間、お疲れ様でした。
天国でも、大好きな詩をつむぎ続けてくださいね。

いま、心に浮かぶのは、「ありがとう」の詩。
四方さんに、どうか、新しい「明日」が来ますように。
心からご冥福をお祈りします。

そして、家族の皆さん、ありがとうございました。


四方さん、ありがとう。
いつかまた、朗読会を開きましょう。

"四方さんの声" 金子美奈より

◆四方健二さんのご家族より皆様へ
「皆さんありがとうございました。時たま思い出していただければ嬉しいです」