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下田武史の初球から送りバント

伝え方

2017年4月11日

「情報を伝える」というのは難しいなぁと、毎日のように感じています。

 

こちらがどんなに完璧に理論立てて完璧な滑舌と完璧な声量でしゃべったとしても、相手に伝わっているかどうかはまた別問題。

相手が情報をちゃんと受け取っていなければ、それは「伝えた」ではなく「しゃべった」というだけに過ぎず、極端に言えば独り言も同然なのです。

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逆に、どんなに言葉足らずでも伝わってくれる状況というのもあります。

 

人の判断基準は「正しいか・間違っているか」よりも「好きか・嫌いか」であることが多いと言われています。

相手に情報を受け取ってもらうには、自分の存在を認識してもらうことが大前提。認識してもらわなければ聞いてもらえません。その上で、好きになってもらう・興味を持ってもらう存在になることが必要になります。

 

例えば「あそこの定食屋のとんかつは絶品だ!」という情報があるとしましょう。

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この情報を…

①私の知らない人が、知らないところでどんなに訴えても、その情報は私には届きません。

②私の嫌いな人が言っていたら、とりあえずその店を認識はするけど食べに行く気にはなりません。

③私の好きでも嫌いでもない知り合いが言っていたら、タイミング次第。腹が減っていたら即行くけど、満腹の時は聞き流します。

④私の好きな人・興味のある人が言っていたら「そうか!じゃ、行ってみよう!」

…となります。

 

つまり、④好き・興味のある人>③好きでも嫌いでもない人>②知っているけど嫌いな人>①知らない人 …という序列になります。

 

昔、ある総理大臣が「国民の皆さんが徐々に聞く耳を持たなくなった」と言って辞任をしました。これはある意味的確な表現で、この状態になってしまったらどんなに正しいことを言っても伝わらないんですよ。

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情報を伝えるという仕事をしている以上、①であってはいけませんが、だからといって認識してもらおうとして「自分が自分が」と前に出すぎると②に陥る。いかにしてうまく③~④の状態に近づけるかということが大切になってきます。

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「みんなにあの定食屋のとんかつの美味しさを知ってもらいたい」というメッセージを、ちゃんと受け取ってもらえる人間でなければならないのです。

こんな話を書いていたら、とんかつが食べたくなってきました。こ、これは…、自分で自分に情報を伝えてしまいました(笑)

下田武史

HABアナウンサー

下田武史

しもだたけし

誕生日:2月10日
出身地:東京都葛飾区
出身大学:江戸川大学
担当番組:「HABスーパーJチャンネル」キャスター
「高校野球中継」など
趣味:野球・バドミントン
特技:送りバント(三塁線にきっちり転がします)柔道弐段(切れ味抜群の鮮やかな受け身が持ち味)

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