免罪符

 文房具が好きだ。時折、東京・銀座にある老舗の文房具店をのぞく。まず、8階までエレベーターで昇り、売り場を歩く。その後、階段を降りながら、各階をゆっくり見て回る。大物、小物、渋い色やカラフルな文房具を手に取りながら眺めるのは楽しい。


 文房具は食器とともに、人間にとって最も身近で欠かせない道具だ。デザインにはその時代の歴史が刻まれている。愛好者は結構いるようだ。

 

わが職場にはラベルライターがなかった。必要なときは他部署に出かけて、拝借していた。経済不況のあおりで、いま、テレビ局の台所は苦しい。経費削減の大号令がかかっている。購入の踏ん切りがつかなかった。

 その念願のラベルライターが職場にやって来た。

 いつもは低めだった8月の一日平均視聴率が9%になった。これを利用しない手はない。
ラベルライターの裏にさっそく、「免罪符」を貼り付けた。

このご時勢、決断には何事にも「いいわけ」が必要だ。

                            編成報道  窓際族

2009年08月31日