イベント前日

今週のお題  「イベント!の裏側」

 

石川県産業展示館4号館
建物の広さは1階、2階あわせて10,530平方メートル、坪数で言えば3190坪。といってもピンとは来ないけれど、小さな家なら数十軒は建つから、ちょっとした町内会くらいの広さはある。

 

建物の中は基本的に何もない、打ちっぱなしのコンクリート床にコンクリートの壁、非常口の表示が何箇所か見えるだけである。

 

4号館でのイベントの場合、会場作りは3日くらい前から始まる、何をどこに、どのように作ってゆくのかを図面通りに仕上げてゆく。これまで、何時間も議論し、ああでもないこうでもないと言いあってきた空間が少しずつ見えてくる。ヴァーチャルでしか見えていなかったものが、だんだん実際の形として出来上がってゆく。資材を運んだり、ブースを立てたり、ステージを組んだり、何十人というスタッフが滴る汗を拭きながら、楽しみの空間を作ってゆく。

 

この時間がいいのだ。無から有へ、多くの人々の思いと汗が形になってゆく。一応すべてが出来上がり、まばらになったスタッフの中、最終チェックをしながら会場をゆっくりと歩く、この空間に明日はどれほどのお客様が来てくれるのだろうか、その不安感もまたいいのだ。

 

あとは、事故なく無事に終わって欲しい、もちろんイベント当日にこそ、やらなければならないことが山ほどあることも、その対応にこそイベントの成否の多くがかかっていることもわかってはいる。

 

ただ、私はいつも、思うのだ。
「ああここまで来たんだな。」
そして、来年のことを考えている。

東京 N

2009年09月30日