夏の香り
今週のお題 「ボクらの夏」
つい1週間前のことである。朝起きて、トイレに入ると、強く甘い香りに出くわした。
いつものトイレの芳香剤ではない。眠い目をこすり、その正体を探ってみると、窓側に
一輪の白い花が飾ってあった。
妻に訊ねてみると、「くちなしの花よ。庭に咲いていたのを飾ったの。」だという。

続けて妻は「あの甘い香りが私は好きね。毎年、梅雨の頃に、花をつけるから、私にとっては、夏の香りね。」ということだった。
渡 哲也さんのヒット曲で知られる「くちなしの花」。なつメロの定番で、
歌の方は良く知っているのに、毎年、庭に咲いている花が「くちなし」だということに
気付かなかった私は、少々恥ずかしくなった。
「くちなし」を手に取ってみた。周辺に独特の甘い香りを漂わせているが、花本来の香りは、果実のようにさらにフルーティーで、歌詞にもあるように、旅路の果てまでついてきそうな、忘れられない香りである。

花言葉事典によると、くちなしの花言葉は「私は幸せ者です」「優雅」「清潔」
「喜びを運ぶ」だそうである。
はかないイメージしかなかった「くちなし」だったが、花言葉では
正反対の幸せの花ということだそうだ。
夏の香りと言えば、うなぎやどじょうの蒲焼、焼肉など食べ物しか思い当らない私だが、
ひょんなことから知った「くちなしの花」も新しい「夏の香り」につけ加えて
みたいと思う。
(営業部 婿養子)
2010年07月06日