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3月放送

「健康ラウンジ」 |
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〜涙のメカニズム〜
悲しいとき、嬉しいとき、痛いとき、など自然に湧き出てくる涙。
その裏側にはいったいどんなメカニズムが隠されているのでしょうか?
■金沢医科大学病院眼科 北川和子助教授にお聞きしました。
Q.感情と涙について
A.喜怒哀楽の感情によって流れる涙は自律神経と深いつながりがあります。
自律神経は、心臓を動かす、呼吸をする、汗をかいて体温を調節するなど、自分自身の意思ではコントロールできない身体の器官の働きを調節しています。
この自律神経が人の感情の動きによって刺激を受け興奮状態に陥ったときにでるのが、いわゆる感情による涙なのです
■金沢医科大学病院眼科 北川和子助教授にお聞きしました。
Q.自律神経と涙の働きについて
A.自律神経はその働きの違いから「交感神経」と「副交感神経」に分類されますが、涙は「副交感神経」が働いて分泌されます。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の両方が必要に応じて自動的に強くなったり弱くなったりして機能しています。
「交感神経」は、活動する神経と呼ばれ呼吸、血流、体温、汗の調節など、主に日中に活発に働き脳や身体の動きを促進させます。
また、緊張や興奮などストレスがかかっている状態でも機能します。
一方、「副交感神経」は、休む神経と呼ばれ、眠っているときや心身ともにリラックスしている状態で機能します。
しかし、感情が高ぶって溢れるはずの涙はこの「副交感神経」が働いているのです。
例えば、上司に怒られて悔しい思いをしている時は、ストレス状態にあり、この時脳は「交感神経」が優位に働いています。
そこで、自律神経のバランスを保つため一時的に「副交感神経」が優位に働き涙が溢れてきます。
リラックス状態で働く「副交感神経」が機能することでストレス状態をリセットさせる効果につながるのです。
よく泣いてスッキリしたというのは「副交感神経」が働いているからと考えられるのです。
赤ちゃんがよく泣くのもストレスが原因です。
母親から離れた不安と意思を伝えられない欲求不満、外からの刺激によるストレスを
泣くことによって解消しているのです。
■金沢医科大学病院眼科 北川和子助教授にお聞きしました。
A.泣きたいときは泣くという事が、自律神経を調整し、ストレスを発散させる事につながります。
ちなみに、流れ出る涙の味は感情によって微妙に違うんです。
怒っている時や悔しい時に流れる涙はナトリウムが多く含まれるため塩辛くなり、悲しい時や嬉しい時の涙は悔しい時などに比べて塩辛くないそうです。
流した時の気持ちで涙の味が違うなんて不思議ですね。
泣きたいときに泣くのは医学的にもストレス発散でいい事なんですね。
男だからって涙をみせないように我慢してちゃ健康にはよくないって事ですよ。
私たちが何気なく流してる涙でも知らない事ってたくさんあります。
例えば「最近涙腺がゆるくなって」とか使うじゃないですか?
涙腺ってどこにあるかわかって使ってます?
涙を作る涙腺。実はここ上まぶたの耳寄りにあるんです。
涙腺から分泌される涙は涙液と呼ばれ涙の大半を占める「水層」をつくります。
そして水層の外側には「油層」がつくられます。
「油層」は「水層」が、蒸発したり目からこぼれるのを防いでいます。
角膜や結膜に一番近い部分が「ムチン層」です。
「ムチン層」は粘液で、涙が目の表面にくっつくようになっています。
涙はこの三つの層からできています。
■金沢医科大学病院眼科 北川和子助教授にお聞きしました。
Q.涙の役割とは?
A.喜怒哀楽によって流れる涙は「情動性分泌」。
瞬きをするたびに分泌され、常に眼球に流れている涙は「基礎分泌」と呼ばれます。またゴミなどの異物が刺激して流れる涙は「反射性分泌」と呼ばれ細菌やゴミを排除して、感染を防いでいます。
ちなみに、タマネギを切っていると涙がでてくるのはタマネギに含まれる「硫化アリル」という刺激物質のせいなんです。
この物質が揮発性のため切り口からでるガスによって粘膜が刺激されます。防御方法としてよく水中メガネをつけたりする人がいますが実はこれ目への刺激は軽減させますが鼻の粘膜への刺激を防ぐことはできません。
対処法としては「硫化アリル」が水溶性で、さらに冷えていると出にくくなるという性質から水につけながら、もしくは冷やしてから切れば刺激はかなり軽減されます。
■金沢医科大学病院眼科 北川和子助教授にお聞きしました。
Q.ドライアイについて
A.涙はストレス解消や目を守るバリアとして非常に重要な役割を果たしていますが、この大切な涙に関する代表的な病気がドライアイです。
ドライアイは、涙の分泌量が減り眼が乾燥してしまう為角膜に傷が入ったりと、眼精疲労の原因になります。
眼が疲れやすいなど少しでも異常を感じたら専門医に相談したほうがよいでしょう。
涙って目を守るバリアだったり、私たちのストレスを発散させてくれたりと、もっとこうありがたく泣かなきゃいけませんね。
それとですね、先ほどお話のあったドライアイなどでお悩みの方はこちらへお問い合わせ下さい。専門の医師が対応してくれます。
●お問合せ
金沢医科大学病院 血液リウマチ膠原病科
SICCAシェーグレン症候群国際登録日本事務局
0120-455-356
受付時間 平日9:00〜17:00(土日祝休)
ホームページ http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hematol/sicca.html

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