3月放送

「健康はてな箱」

このコーナーは、ちょっとした身体の悩みとか、いまさら人に聞けないような素朴な疑問など、体と健康に関する様々な『はてな?』について解決していきます。

Q:健康食品をいろいろ試してきましたが、体調もあまり変わらず効果があるのかどうか疑問です。食事で健康づくりをすることがいいのは分かっているのですが、忙しくてあれこれ作ることもできません。
簡単に実践できる健康的な食事について教えてください。

 

小松市大川町。
ここに明治時代から続く一軒の薬局があります。

この薬局で薬剤師として家業を手伝いまた地域のケアマネージャーとして
お年寄りたちの介護プランを立てているのが前澤万里子さんです。
健康はまず食べ物からという前澤さんは「病気を治すには薬は必要だけれどできるだけ薬を減らせるように食生活を改善していきましょう」とアドバイスしています。

■前澤薬局 薬剤師/介護支援専門員 前澤万里子さんにお聞きしました。
Q:患者さんたちに普段アドバイスすることは?
A:病気に対する食事はこうしたらいいですよというアドバイスとか、ご高齢になるとどうしても食が細くなるので、食べるということがとても大事だということをお話しています。

そんな前澤さんは料理を愛する一人の主婦でもあり家族のために健康的でアイデアあふれる料理を数多く生み出してきました。
そしてこれまで様々な料理コンテストに挑戦した前澤さんは地区大会、全国大会など、50回以上もの受賞経験を持つ家庭料理の達人です。
前澤さんが料理コンテストに応募するようになったのは17年前。
夫のお婆ちゃんが胃がんになり牛乳料理で栄養を摂ってもらおうとアイデアを練ったのがきっかけでその後牛乳料理コンテストのグランプリを獲得するまでになりました。

そんな前澤さんに健康的な食事の基本を聞いてみました。

■前澤薬局 薬剤師/介護支援専門員 前澤万里子さんにお聞きしました。。
Q:健康食の基本は?
A:1日30品目とかあまり堅苦しく考えると続かないので、1週間トータルしてバランスのいい食事を摂るように心がけています。
野菜を多めに摂って塩分を控え目にするということが、生活習慣病の予防につながると思うんです。
ただあまり堅苦しく考えないで簡単に野菜を取り入れるようなアイデアを考えていくというのも大切ではないでしょうか。

なるほど、やっぱり普段の食事が大切かということですね。
前澤さんはいつも【食卓は家族の将来の健康を映す鏡】だと言っていらしゃるんです。そこで前澤さんにあるお宅に行っていただき、健康料理の指導をしていただきました。

 

【パパッと調理でア・ラ・ヘルシー!】

今回前澤さんから料理指導を受けるのは大久保さん。
4人のお子さんを持つお母さんで昼はパート、夜は劇団の稽古にと忙しい毎日を送っています。

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前澤さんよろしくお願いします。
お子さん4人いらっしゃると聞いていますが、いつもはどんなお食事されてますか?
●大久保さん:
忙しいので炒め物が中心、子どもたちはお腹が空いたら冷凍食品を温めて食べたりとか。
■前澤さん:
じゃ、冷蔵庫を拝見させていただいてよろしいですか?

と、まず開けたのは野菜室。

■前澤さん:
あんまり入ってませんね。できましたら野菜室は2/3位が埋まるのがいいんですけど。このタマネギ、芽が出てますしニンジンもちょっと。
こうなる前に干し野菜というものを作ってみたいんですけど。
いかがでしょうか?

干し野菜の作り方は、野菜を薄く切って電子レンジで1〜2分加熱し、
半日ほど天日で干すだけ。
太陽を浴びた野菜はビタミンDがプラスされ栄養価アップ!
甘みもぐんと増します。
ではこの干し野菜でお味噌汁を作りましょう。

<作り方>
まず味噌を焼きます。

■前澤さん:
お味噌が焼けましたので、これを入れます。
焼くと香りが出ますので、ここに刻んだネギ、そして干し野菜ですね、
レンコン、タマネギ、ニンジン、ミョウガ、シイタケ。

ここでちょっと注目!このニンジンは1/2本分!
かさが減ると沢山食べられるんです。

この干し野菜をお好みで入れ、出汁の代わりに昆布茶を一さじ。
熱湯を注いでしばし待てば具沢山みそ汁の出来上がり!

●大久保さん:
お味噌汁に野菜の甘みが出ています。
■前澤さん:
お野菜って干すと甘くなるんですよね。
●大久保さん:
あ、シャキシャキ。聞こえます?すごいシャキシャキですよ。

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では、続いて冷蔵室をチェック!
お惣菜の煮物がありました。

■前澤さん:
お味みてください。
●大久保さん:
白いご飯が欲しくなりますね。
前澤さん:
ご飯が欲しくなるということは味が濃いということなんです。


そこでお惣菜を健康的にアレンジ!
お鍋に水に漬け込んだ昆布とその出汁を入れ、お惣菜の煮汁を薄めます。
そこに青菜を足して食物繊維をプラス!

■前澤さん:
お昆布もこんなふうにお出汁をとるだけでなく食べていただければ。
高血圧の方にはお昆布はいいですから。

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最後は冷凍庫。おお、冷凍食品がたくさん入ってますね〜。
では、冷凍石焼ビビンバ焼飯を健康的にアレンジしてみましょう。

★冷凍石焼ビビンバ焼飯 <材料 2人分>
 冷凍石焼ビビンバ焼飯・・・1袋
 ネギ・・・1/2本
 ニラ・・・半束
 もやし・・・半袋
 ご飯・・・茶碗1杯
 卵・・・2個
 ごま油・塩こしょう・・・少々


ご飯を加えるのがポイントです。

<作り方>
もやしを塩こしょうで炒めてから湯通しして臭みをとります。
ネギを炒めてから冷凍焼飯を投入。
そこに白いご飯をプラス。
よく混ざったら、先ほどのもやしとニラを加えさらに炒めます。

■前澤さん
これでお野菜は充分にとれると思います。
●大久保さん
ぱっと見ため野菜半分、ライス半分という感じですね。

生卵をのせて完成。
一袋の冷凍焼飯からたっぷり二人前できました。

 

ではもう一品、冷凍食品でエスニックスープを作ってみましょう。

★冷凍食品でエスニックスープ <材料 4人分> 
 冷凍エビチリソース・・・240g
 ビーフン・・・100g
 トマト・・・中2個
 レタス・・・1/2個
 固形スープ・・・2個
 水・・・300cc
 パクチー・・・少々
 塩・コショウ タバスコ・・・適量

<作り方>
作り方はいたって簡単。
固形スープを溶かしたお湯に冷凍エビチリソース
櫛切りのトマト、熱湯で戻したビーフン
レタスを入れて一煮立ちさせるだけ。
お好みでパクチー、タバスコを加えてどうぞ。

●大久保さん
おう!
■前澤さん
冷凍食品で作ったとは思えないでしょ?
大久保さん
思えないです、思えないです。
今日は冷凍食品がこんなにおいしくなったり、いろんな野菜を無理無く自然にとることができることとか、色々教わって、ほんのちょっと手をかけるだけですべてが健康でおいしく沢山食べられることを教えていただいてありがとうございました。
■前澤さん
ぜひぜひ沢山の野菜をとっていって、簡単な調理で十分栄養が満たされるということを心がけていってください。
●大久保さん
分かりました。ありがとうございました。
■前澤さん
医食同源といいますけど、お食事と薬は違うものなので、お食事は本当に楽しく食べることが大切だと思うんです。
楽しく食べることによって脳も活性化されるし胃腸も働くし、だからそういうことを考えながら楽しくバランスのよい食事をとっていくことが大切だと思います。
それが健康につながることだと思っております。