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金魚と九谷焼 「アートアクアリウム展」作品制作の舞台裏

九谷焼作家の利岡光一郎さん。金沢市野町の窯元、九谷光仙窯の5代目です。2017年、利岡さんと職人7人は、アートアクアリウム展に展示されるある壮大な作品を手がけました。

利岡さんたちが手がけたのは、金魚を入れる九谷焼の大きな器です。その大きさは直径40センチ、高さ28センチにも及びます。これまでに作ったことのないスケールでした。

作品には九谷焼の伝統的な技法や絵柄を用いました。1つ目は、ガラス質で深みのある色が特徴の「青九谷」。2つ目は赤と金で描いた「赤絵」3つ目は色の多彩さと迫力が特徴で、九谷焼の伝統的な絵柄、「花詰」です。利岡さんが手がけました。

1日15時間、何度も色を塗り重ね、作品に重厚感を持たせていく作業を数日間、繰り返しました。緻密さと忍耐力を要する過酷な作業でした。

利岡さんと職人たちが心血を注いで完成させた作品がこちらです。

「九谷金魚品評」。品評会などでは金魚を上から見て鑑賞することから、金魚の正しい見方にこだわって作りました。

竜宮城が描かれた「青九谷」。

アートアクアリウム展のシンボルがモチーフの「赤絵」。

そして豪華絢爛に仕上がった「花詰」。

細部にわたり、利岡さんと職人たちの思いが宿っています。

華やかな作品には、職人たちが培ってきた技術と努力の結晶が、詰まっていました。