バドミントンの国内リーグで、団体日本一になったチームが、県内の中学生を指導しました。被災した石川県のジュニア選手を励まそうと企画されました。
石川県白山市の美川スポーツセンターで9日に開かれた練習会には、被災した能登地区を含む県内の中学生66人が参加しました。
講師を務めたのは国内最高峰・S/Jリーグで、2024年シーズン日本一になったトナミ運輸の選手たち10人です。
総監督の荒木純さんが津幡町出身という縁もあり、今回、練習会が実現しました。
荒木純総監督「地元だし、被災地だしというところで、元気になってほしいし、強くなっていってほしいしという思いを込めて、お話が来たのでぜひやろうということになりました」
男子ダブルスでパリオリンピックに出場した保木卓朗キャプテンは、2011年、福島県の中学校に通っていた時に東日本大震災で被災した経験があり、当時のことを思い出しながら指導しました。
保木卓朗主将「あの頃は自分も小さくて怖かった思い出があるんですけど」「その時に(支援してくれた人たちに)力をもらえたというのもありますし、きょうはそうやって自分たちが逆に子どもたちに勇気とか元気を与えられるように」
参加したジュニア選手たちにとっては、練習に加えて、国内トップ選手同士の試合を観戦したり、実際に試合をしたりと貴重な機会になりました。
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バトミントン 被災した石川県のジュニア選手たちを指導 団体日本一・トナミ運輸 かつて東日本大震災で被災した保木主将「今度は自分たちが勇気や元気を」
(火)