石川県は、12日開かれた審査会で新たに８人を災害関連死に認定しました。地震による死者は５５７人にのぼる見通しです。

県や各市町は災害関連死の認定を、医師や弁護士でつくる審査会で判断していて、12日２０回目の会合が開かれました。

審査会では珠洲市で４人、内灘町と穴水町でそれぞれ１人、能登町で２人の合わせて８人が新たに災害関連死に認定されました。

県によりますと、被災後の度重なる移転と生活環境の変化で心身に負荷が生じたり、施設の停電や断水で体力が低下したケースがあったということです。

今後、各市町が正式に認定すれば、能登半島地震の災害関連死は新潟・富山の８人を含めて３２９人にのぼり、直接死を含めた全体の死者は５５７人となる見通しです。