宿題なんていらない ~型破り校長 最後の教え~
放送日時
4月12日(月)午後1時50分
番組内容
金沢市の西南部中学校。全校生徒800人を超える石川県内で最も生徒数が多い公立中学校だ。西南部中の高島栄治校長(60)は、2019年4月から思い切った学校改革に乗り出した。
テストでいい点を取るためだけの勉強、提出することが目的になった宿題・・・高島校長は「そんなものは全て無意味」と一刀両断。まず取り組んだのが「定期テストの廃止」。中間・期末と年間5回実施していた定期テストを全て廃止し、代わりに教科ごとに細かく行う「単元テスト」を導入した。さらに、強制的に提出させる形の「宿題も廃止」。提出用に一斉購入していた問題集を、家庭での自習用に希望者が購入するように変更。
宿題をやる、やらないは、生徒自身が決める。定期テストや宿題がない代わりに、計画的に学習する習慣を養うため、毎週スケージュール帳を書く時間を設けた。家での過ごし方や勉強の時間などを書き込み、PDSサイクルを子どものうちから身に付けることを目指す。
目まぐるしく変わる社会を生き抜く人材を育てるため、大学入試改革が叫ばれるなど、学校教育も変化を求められている。
高島校長が進める改革は本当に“破天荒”なのか?むしろ、高島校長が目指す教育こそが、“本流”なのではないか?西南部中学校の学校改革を通して、日本の学校教育のあり方を問いたい。