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馳知事 奥能登人口減少対策に 陸自金沢の移転検討
(火)
馳知事は16日人口減少が続く奥能登地域への対策として金沢市にある陸上自衛隊金沢駐屯地の移転を検討する考えを示しました。16日開かれた県議会予算委員会で自民党の福村章議員が人口減少が続く奥能登地域への対策として「金沢市にある陸上自衛隊金沢駐屯地を移転することも検討すべきではないか」と質問しました。これに対し馳知事は「奥能登は中山間地が多く移転用地の確保や隊員、家族の住居や教育機関の整備が難しい」などの懸念を示した一方、移転した場合のメリットについて次のように述べました。県によりますと、11月1日時点で地震の被害が大きかった奥能登2市2町の人口は4万7911人で地震発生以降およそ7300人減り、減少率は13%を超えています。馳知事は「金沢駐屯地の移転は国防に関わる国の専管事項であることから防衛省や政府にも今後働きかける」としています。