みどころ

開催趣旨

『アートアクアリウム』生誕15周年を機に物語の歴史を紐解きます

アートアクアリウムロゴ

『アートアクアリウム』は節目を祝う「15周年記念祭」として 再び〈金沢21世紀美術館〉にて 2つのギャラリーでスケールを拡大して開催いたします

ギャラリー (1階)

日本の伝統美、和の匠の技
九谷焼や金箔など金沢に息づく伝統工芸をはじめ、
着物、江戸切子、刀剣など日本を代表する文化を題材とした作品が勢揃いします。

ギャラリー (地下1階)

『アートアクアリウム』の象徴でもある超大作シリーズも
4作品が全て展示されます
この他にも、【金沢初登場】の作品をご観覧いただけます。

15周年の軌跡を、今まで語られなかった秘密のストーリーと共に
〈金沢21世紀美術館〉ならではの展示方法で紐解いていきます。

江戸時代に花開き、
日本の生活に根差した文化として親しまれてきた“金魚”にスポットを当て、
和をモチーフにデザインされた水槽と光・映像・音楽など、
最新の演出技術が融合した展覧会です。

アートアクアリウム アーティスト・木村英智の魅惑の世界が、金沢の秋をアートに彩り、
あの感動を再び皆様にお届けします。

出展作品

金沢初登場 九谷金魚品評

加賀の伝統工芸である九谷焼で制作された作品。 青九谷、赤絵、花詰という九谷焼の3基本技法を用い金魚の絵柄を施しています。 品評会での正しい金魚の見方“上見”で金魚を観賞し、横からは九谷焼で描かれた金魚達の華やかな世界を楽しめます。

金沢初登場 タマテリウム

玉手箱をモチーフにした『アートアクアリウム』。 重厚なアクリルにより制作された玉手箱に金沢の金箔で絵柄を施した豪華な作品。 普通は金箔張りには使われない、24金で全て貼られています。 特殊な構造により水が閉じ込められていて、上から見た時の水中世界との境界が美しく仕上げられています。

金沢初登場 翔英美天命

800年の伝統を現代に受継ぐ、奈良県指定無形文化財の月山貞利(がっさんさだとし)氏と アートアクアリウム アーティスト・木村英智とのコラボレーションにより誕生した日本刀。 特徴でもある“月山彫”で刀身に金魚を彫刻。長い歴史の中でも金魚の彫刻が施された日本刀は他には確認されていない。
日本刀は、日本が世界に誇る文化遺産であり、現在は法律によって登録証の付いている刀剣は美術品と認定されており、 「真の日本」というコンセプトに基づき、特別に制作したアート作品です。

金沢初登場 キモノリウム

京都の伝統工芸品である“京友禅”の最高峰の着物が水槽に埋め込まれ、 その上を泳ぐ金魚の姿と3Dプロジェクションマッピングが折り重なります。
京友禅の趣にモダンアートの映像が重ねられ、 その上を生きた金魚が舞うことで完成する一期一会の瞬間美を楽しむことができます。

金沢初登場 ロータスリウム

夏の季語でもある花“蓮”をモチーフとした約4m四方の荘厳な雰囲気のアクアリウム。
蓮は、大きく美しい花を咲かせるために、濃い泥水を必要とし、 苦境や困難を乗り越え花を咲かせます。 命の象徴としての“蓮”と“金魚・鯉”が織り成す、優美な世界観を感じられる作品です。

金沢初登場 超・花魁

『アートアクアリウム誕生10周年』で制作された集大成的な存在の超大作。
誕生から9年間にわたり主役の座に存在し続けた、 処女作「花魁」を遥かに凌駕する体積の巨大金魚鉢に約3,000匹の金魚が舞い泳ぎます。
七色に光り輝くライティングと、荘厳さを際立たせる映像効果により、 見る者を圧倒する最高峰の記念作品です。

この他にも金沢初登場の作品を多数ご観覧いただけます

『アートアクアリウム』とは

アートアクアリウム アーティスト・木村英智が手掛ける “アート、デザイン、エンターテイメント” と “アクアリウム” が融合した 水族アートの展示となります。

きらめく照明、心地良い音楽、幻想的なプロジェクションマッピングなどの演出とともに 芸術的な造形美と水質管理の両方を兼ね備えた、数多くの独自の水槽作品の中で、 本物の金魚や鯉がたくさん泳いでいます。

金魚は、約2,000年前に中国で突然変異によって生まれた赤いフナの仲間が見つかったことに始まります。
日本に渡ったのは室町時代の1502年といわれ、当時は城主や大名しか見られない贅沢品でした。

「あつまけんしみたて五節句」歌川国貞 「あつまけんしみたて五節句」歌川国貞(画像提供/国立国会図書館ウェブサイト)

江戸時代になると、武士や豪商が屋敷の池で金魚を飼うようになります。
そして花街では暑い夏の“涼”として、街を彩る“華”としてもてはやされるようになりました。
江戸後期には、庶民でも手に入れられるようになり、平たい陶器の金魚鉢や、木枠の桶、紐が付いた「金魚玉」といわれるガラスの中で、気軽に飼育されるようになり、浮世絵や家具・着物の柄に描かれるなど金魚ブームが起こり、今日まで日本の大衆文化の1つとして金魚が発展する礎となったのです。

本展覧会は、江戸時代に育まれた“粋”な金魚の世界に想いを馳せ、新たな形で現代によみがえらせる試みともいえます。

金魚は人の手によって生み出され、さまざまに形態を変えてきた歴史を持つ“観賞魚”ですが、自然の摂理の中にあることは間違いありません。
華麗で優雅でありながら、どこか儚い金魚の泳ぐ姿を通じて地球に存在する美しい物や尊い命を守りたいという“小さな気づき”を感じてもらえたら、というメッセージが込められています。

『アートアクアリウム』は、今年で誕生から15年を迎え、現在までに累計1,000万人を超える来場者を記録しています。

アーティスト紹介

木村 英智(きむら ひでとも)

木村 英智(きむら ひでとも)

  • アートアクアリウム アーティスト
  • 株式会社 エイチアイディー・インターアクティカ代表取締役
  • Aquarium Creator’s Office Pte.Ltd. CEO
  • Aquarium Creator’s Office Srl. CEO
  • 『ECO EDO 日本橋』総合プロデューサー
  • 京都国際観光大使
  • 甘党男子 名誉会長

1972年、東京に生まれる。
“アート” “デザイン” “エンターテインメント”と自身がライフワークとして追及している「アクアリウム」を融合させる『アートアクアリウム』という分野を発案・確立した、アートアクアリウム アーティスト。

変幻自在な水槽デザイン、ハイレベルな水質調整、知り尽くした生体管理と組み合わされる『アートアクアリウム』という独自の分野を確立させ、アクアリウムを用いて美術館でアートとして有料展覧会を開く唯一の存在となる。
展覧会におけるインテリア、ライティング、映像、音楽、空間構成も自らデザイン・監修する。

現在では『江戸桜ルネッサンス』などを初めとする、日本の伝統産業を現代アートとして展開する新たな試みにも取り組んでおり、そこで培った経験を活かして『アートアクアリウム』の展示もリアルジャパンとして日々進化させ、『アートアクアリウム』という自身が創った日本発の新しい分野を世界に向けて発信している。
東京・六本木ヒルズ52階・東京シティビュー及び、アーツセンターギャラリーにて開催された 『スカイアクアリウム』でデビューし、金魚に特化し日本的な作品を集めた『アートアクアリウム展』で世界中からの支持を不動のものにして今日に至る。
2011年以降、毎年開催となった日本橋三井ホールでの開催において街との連携に尽力し、街のプロデューサーとしても手腕を振るった。
2014年には、京都のユネスコ世界遺産登録から20周年特別展として、“古都京都の文化財”における代表格の元離宮二条城にて『アートアクアリウム城』を開催、夜間開催でありながら約30万人の来場者を記録し、その後の定期開催へと続き、京都市の国際観光大使にも任命された。
2015年には、イタリア・ミラノで国外初開催となる展覧会『THE BEAUTIFUL WORLD OF ART AQUARIUM』を開催、イタリアのアート界から大きな評価を得る。
2016年には、『アートアクアリウム誕生10周年記念祭』として、東京・大阪・金沢の3都市での開催をし、東京72万人、大阪47万人、金沢20万人という各地での記録を打ち立てた。
金沢での開催は、金沢21世紀美術館の来場記録にもなっている。
2018年は、中国・上海で、上海環球金融中心(上海ヒルズ)の10周年記念特別企画として、『アートアクアリウム』の原点である『スカイアクアリウム』を想起させる、地上94階・高さ425mでの天空の水族アートで人々を魅了し、20万人を超える動員数を記録した。
2019年は、9年間開催を続けた日本橋三井ホールでの最後の開催となり、華々しく有終の美を飾り、また同年には、熊本地震によって延期になっていた熊本開催が実現。
熊本城にて開催予定だったが、隣接地に誕生した熊本城ホール開業記念の柿落としとして開催し、20万人を超える来場者から募った熊本地震への義援金280万円を届けた。

環境保全活動も積極的におこなっており、米国フロリダの世界最高レベルの海洋学研究所であるハーバーブランチ海洋学研究所のアクアリウムマテリアルブランド〈ORA〉を日本に展開させ、アクアリウムと自然環境保護を結びつける活動や、オーシャンアスリート達と共に取り組む海の自然を考える活動「One Oceanプロジェクト」、米国・デイビッドロックフェラーJrが設立した「Sailorsfor the Sea」のボードメンバーとしての活躍など、さまざまな活動を盛んに行っている。
2012年からイタリア・ヴェネツィアの世界最高峯のガラスアートブランドの「VENINI」のデザイナーとして異例な若さで抜擢され、世界的なアーティストとして本格デビューを果たした。

車趣味人としての活動も目覚ましく、そこで自然と培われた世界的に自動車界へのパイプが太い。
2009年の『東京コンクールデレガンス』を皮切りに、『ジャパン・クラッシック・オートモービル』などの総合プロデューサーを歴任し、世界遺産である元離宮二条城にて『コンコルソデレガンツァ京都』を開催し、世界レベルのビンテージカーコンクールイベントを成功させている。現場を指揮れる若手エンスージアストとして、自動車文化を後世に残す役割を期待されている。
2018年3月には日本橋室町の福徳神社を擁する森の地下に、 日本の伝統芸能を中心とした本物の日本文化を気軽に体験できる新感覚の劇場型レストラン&ラウンジ『水戯庵』をオープンさせた。

2020年8月28日に、東京・日本橋に遂に自身初の試みとなる常設展示施設『アートアクアリウム美術館』をオープンさせる運びとなった。
『アートアクアリウム』は、現在(2021年6月末)までに、累計1,000万人以上の有料入場者を動員している。