北陸朝日放送は、石川県におけるテレビ局として事業活動を展開するにあたり企業理念として「愛あるテレビで、愛ある人を育て、愛ある未来を創る。」を掲げています。この企業理念を実践するための根底に人権尊重があります。弊社は人権尊重が重要な社会的責任であることを認識し、その責務を果たす指針として北陸朝日放送人権方針をここに定め、取り組みを推進していきます。

 

人権方針の適用範囲等

北陸朝日放送およびグループ各社のすべての役員と従業員に適用されます。また、ビジネスパートナーに対して、この基本方針を支持していただくことを期待し、人権尊重の考えを共有して事業活動を行うように努めます。

 

国際規範や法令の遵守

企業が尊重責任を負う国際的に認められた人権には、国際人権章典で表明された人権、労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言に挙げられた基本的権利に関する原則があり、弊社はそれらを尊重します。国連「ビジネスと人権に関する指導原則」を弊社は支持します。

 

人権に関する課題への対応

• 差別の撤廃
  – 人種、民族、国籍、出身地、社会的身分、社会的出身（門地）、性別、婚姻の有無、年齢、言葉、障がいの有無、健康状態、宗教、思想・信条、財産、性的指向・性自認及び職種や雇用形態の違い等に基づくあらゆる差別を禁止します。

 

• ハラスメント行為の禁止
  – セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント、カスタマーハラスメントなど個人の尊厳を傷つける行為を認めません。

 

• 労働における基本的権利の尊重
  – 労働者の基本的な権利である結社の自由および団体交渉権を尊重します。
  – 働きがいがあり、安全で衛生的な職場環境を維持します。
  – 適正な労働時間の管理に努め、法令等に基づいて賃金を支払います。

 

• 強制労働等の禁止
  – 労働者には、自由意思で働く基本的な権利があり、いかなる形態の強制労働、児童労働等を認めません。

 

• 人権に配慮した放送・コンテンツの提供
  – 放送およびコンテンツの提供において人権の尊重を掲げたうえで報道機関としての役割を果たし、地域における文化の継承と発展および経済の活性化に貢献し、災害時においても信頼できる情報を迅速に発信するなど地域の情報メディアであるための取り組みを推進します。

 

人権尊重の取り組みの実践について

人権尊重を経営の重要課題の一つとして定め、本方針を実行するための適正な社内体制を整備し、反映すべき事業方針および手続きに落とし込みます。本方針の理解を深めて実践につなげるために適切な教育、啓発活動を行っていきます。誰もが声を上げられるよう相談窓口を設置するほか人権に対する負の影響を特定し、その防止または軽減する仕組みを構築します。さらに人権に対する負の影響を引き起こした、または助長したことが明らかになった場合、適切な手段を講じて救済を提供し、是正に取り組みます。この仕組みが適切に機能しているか、必要に応じて社外の専門家の助言を受けながら継続的にチェックします。

 

以上