アリサーチ 県立音楽堂パイプオルガン大規模修理
県立音楽堂は、金沢駅すぐそばに位置し 2001年の開館以来、
音楽祭をはじめ多くの聴衆に音楽を届けてきました。
音楽堂の象徴ともいえるコンサートホール正面にあるパイプオルガン。
県立音楽堂のパイプオルガンはドイツのカール・シュッケ社製で 建物と一体であるのも珍しく、国内でも有数の規模です。 高さ12.5m 幅13m 奥行き3.7m
演奏台の扉や譜面台には輪島塗が取り入れられています。
現在、建設工事現場のような足場が組まれています。
そのため、コンサートホールは休館となっています。
開館から24年あまりが経ち、
演奏自体に支障はないものの スズと鉛の合金で作られたパイプ自体の重みと柔らかさにより
ゆがみが生じているため、修理を行っています。
大小5143本のパイプを取り外して 一本ずつ修理や掃除をして音色を整えます。
今回、分解修理のため国内外から 楽器修理のスペシャリストが集まっています。
工事は2026年3月8日まで。
改修期間中に一般向けの見学ツアーも計画しているほか、
改修後の2026年3月14,15,16日には パイプオルガンのリニューアル記念コンサートを開く予定です。