能登豪雨で大きな被害を受けた道の駅すず塩田村(石川・珠洲市)では、
25日から今年の塩作りが始まりました。
珠洲市の大谷地区に江戸時代以前から伝わる、揚げ浜式の塩作り。
道の駅すず塩田村は、その伝統を守り続けてきました。しかし能登豪雨により、
塩田に多いところで70センチ、土砂が堆積。塩作りは中断を余儀なくされましたが、
全国から駆けつけたボランティアが土砂の撤去などにあたり、
例年と同じ時期に塩田開きを迎えることができました。
25日は作業の始まりを告げる神事「塩浜祝」が営まれ、塩作りにあたる
浜士や浜取りらが、安全と豊作を祈願しました。塩作りは10月中旬まで続きます。
今年は人手不足のため、例年の3分の2にあたる、
4トンの生産を見込んでいるということです。なお道の駅すず塩田村は、
26日から全館で営業を再開します。
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【石川】能登豪雨で被災の道の駅 伝統の塩作り開始
(金)