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小学4年生が描く 震災絵本の読み聞かせ

白山市の小学生が去年1月の能登半島地震で被災した祖母の家を題材に描いた絵本の読み聞かせイベントが白山市の幼稚園で開かれました。

絵本の題名は、「門前のパンダちゃん」。

作ったのは、白山市に住む小学4年生、大脇優羽咲さんです。

舞台は、去年元日の能登半島地震で全壊した輪島市門前町にある優羽咲さんのおばあちゃんの家です。

おばあちゃんの家にはお母さんの世代から50年以上大切にされてきたぬいぐるみのパンダちゃんがいました。

このパンダちゃんが主人公です。

優羽咲さんは全壊した家で、奇跡的に残っていたパンダちゃんを題材に、パンダちゃんの気持ちになって物語を書きました。

優羽咲さんの思いが詰まった絵本は、去年、文芸社主催の「第27回えほん大賞」で「サンシャインシティ絵本の森賞佳作」を受賞しました。

きのうは優羽咲さんが通っていた鶴来第一幼稚園でおよそ90人の園児に絵本の読み聞かせが行われました。

能登半島地震でも奇跡的に助かったパンダちゃんとともに優羽咲さんの思いは全国に広がっていきます。