石川県が開発したオリジナルのナシ、加賀しずくの初競りが行われ、最も品質が良いプレミアムに、過去最高となる１箱２０万円の値がつきました。

加賀しずくは金沢市と白山市、加賀市で生産されていて、市場デビューから９年目を迎えました。２６日は金沢市中央卸売市場に約４トンが持ち込まれ、初競りが行われました。

１個約６００グラムと大玉な加賀しずく。今年は雨が少なかったことからやや小ぶりですが、生産者が暑さ対策を徹底し、甘さ十分に育ったということです。

最も品質が良いプレミアムには、１箱６個入りで２０万円の値がつきました。これまでは去年の１８万円が最高でしたが、それを更新しました。競り落としたのは金沢市のフルーツ坂野です。

競りにかけられた加賀しずくは、早ければ２６日の午後、県内のスーパーや販売所の店頭に並びます。出荷は９月中旬まで続き、去年より２３トン多い、８０トンの生産を目標にしているということです。