国内最高峰のデザイン賞であるグッドデザイン賞が15日に都内で発表され、今年の大賞は珠洲市の見附島仮設住宅が受賞しました。
優れた製品や社会をより良くするデザインを表彰するグッドデザイン賞。
全国から5225件の応募があり、その中から珠洲市宝立町に建てられた見附島の仮設住宅が今年の大賞に選ばれました。この仮設住宅は木材に穴をあけて並べたものに小さな木の棒を差し込み接着剤を使わずにパネル化したDLTと呼ばれる素材で作られていて、短い期間で住宅を建てることができます。
他の被災地でも応用が利く点を含めて高く評価されました。授賞式には設計した世界的建築家、坂茂さんをはじめ、金沢に本社をおく建設会社の家元が出席し、喜びのスピーチを披露しました。
今後能登で復興住宅を建設する際に万博で使われた大屋根リングの木材を再利用すると明らかにしました。石川県の作品が大賞に選ばれるのは、1997年の市民芸術村以来、28年目ぶり2度目です。
NEWS
珠洲・見附島仮設住宅にグッドデザイン大賞
(水)