テレメンタリー2023 沈黙の月 「寺越事件」忘れられた母子

「テレメンタリー2023 沈黙の月 「寺越事件」忘れられた母子」

放送日時2月13日(月) 25時58分~26時28分

制  作   北陸朝日放送

 

HAB北陸朝日放送は3月22日、番組審議会を開き、2月13日に放送した「テレメンタリー2023 沈黙の月 「寺越事件」忘れられた母子(ははこ)」を審議しました。

寺越武志さんと叔父2人が漁に出たまま行方不明となり、その後、北朝鮮で生存が判明した、いわゆる「寺越事件」。番組では、武志さんの母・友枝さんを長年取材し、寺越事件と政治、母の葛藤などを記者の目線で伝えました。

 

-委員意見-

▽初めて見る人にも分かりやすいよう時系列に構成され、母・友枝さんの激しい心情や心境の変化が、上手く引き出されていた。

▽友枝さんの老いて気弱になった様子が無念で痛々しい反面、月を見て武志さんと心を通わせたいという強い希望を感じた。

▽武志さんが生きていると知った時の友枝さんの気持ちを、今の友枝さんの言葉で聞きたかった。そのことで長期取材の意味が出たのではないか。

▽事件の真相と親子の心情に迫る記者の強い思いに敬意を表する。

▽拉致事件で苦しんでいる人が、今もいることを忘れてはいけないと改めて感じた。拉致は、家族や人生を奪う人権問題であり、政府や政治家の対応を、さらに検証し発信してほしい。

 

HAB放送番組審議会

樫見由美子委員長、山岸大成副委員長、北 春千代委員、表谷千賀委員、前田昌彦委員、窪田隆之委員、中 乃波木委員、手島シークリンデ委員。

(※窪田、手島両委員は、リポート参加。)