生成AI・SNS時代におけるテレビの「価値と責任」~革新技術とどう向き合うか~
▽生成AIとSNSの普及により、情報収集や番組制作、発信のあり方は大きく変化しました。生成AIは作業の効率化、映像制作などを支援する有効な道具であり、SNSは誰もが発信者となって情報を広く速く共有できる可能性を持っています。テレビの現場では、これらを「使わない」という選択は、もはや現実的ではなくなってきています。
▽そこで、9月の番組審議会では、『生成AI・SNS時代におけるテレビの「価値と責任」~革新技術とどう向き合うか~』をテーマに議論しました。
-委員意見(抜粋)-
▽▽生成AIは、新しい表現や番組制作の可能性を広げられるが、あくまで情報を整理するための補助ツール。一次情報を拾い上げる泥臭さをわすれないこと、また、物事の最終判断までAIに頼らないよう、道具として線引きを持つことが必要。
▽▽生成AIで、現実と架空の見分けのつかない映像ができる時代だからこそ、記者が現場で人と向き合い、その場で確かめた事こそが、報道の厚みと信頼につながる。
▽▽SNSの情報は早いが、本当かどうか見極める必要がある。SNSと速報性を競うのではなく、何が正しいか検証・整理して伝えることが、テレビの信頼性になり価値になる。
▽▽発信のプロセスの透明性が保たれているか、自ら検証する意識こそ、テレビの言葉に説得力が生まれ信頼につながる。
▽▽AIやSNSを過剰に警戒して表現の自由が委縮しないよう、テレビは健全な表現空間を守る責任がある。ガイドラインを作り、リテラシーを高めることも必要。
HAB放送番組審議会
▽高田康子委員長、山岸大成副委員長、表谷千賀委員、中 乃波木委員、徳野新太郎委員、田町雄豊委員、中村雅代委員、山村慎哉委員
(※山岸副委員長、山村委員は、リポート参加。)